2012年 11月 24日
エジプト、IMFからの融資で合意 |
Financial Times 紙11/20/2012は、エジプトが最終的にIMFと支援融資48億ドルの実行で合意したと報じている。融資は、金融の強化や準備高の安定、投資家の信用回復のために使用される。しかし、割高とされている通貨に関する問題は明確になっていない。
IMFによれば、今回の融資の決定で二カ国間、多国間での支援合計145億ドルの実行に向けた道筋でもある。再建計画では、2011年度のGDP比11%の財政赤字を2013年度には8.5%に引下げる。また、国際競争力を強化するために準備高を増やし、官僚主義を低下させる。
外貨準備高は最近では減少の勢いが弱まっているが、水準は未だに低い。減少の低下はIMFの融資が少なくとも実行されるという材料からである。問題は、今後エジプトの通貨は競争力をつけるために切下げするかどうかにある。多くのエコノミストが言うには、エジプトポンドは切り下げられるべきとしている。ロンドンのCapital Economicsは、少なくとも20%は下がるべきとしている。
しかし、IMFの計画が成功すれば、10年後に振り返った場合に、あの時が中東の転換点であったということになる可能性もある。
(by エジプト株ドットコム)
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by egypt-kabu
| 2012-11-24 13:36